【中国】環境法令に対応できていない日系企業

ずっと警笛を鳴らし続けていますが、相変わらず日系大手企業による環境法令違反による摘発が続いています。

上海市に於ける外資企業の環境法令違反リストを同済国際緑色産業創新中心が配信していますが、4月度の状況は以下のようになっていました。

毎度の事ですが、東証一部上場企業が環境法令違反で摘発されています。

なぜこのような事態になるのか?

当社でも何社かのサポートをさせて頂いていますが、一番問題だと感じているのは本社側の危機感欠如です。

これほどまで大手企業の摘発が続いているのですから、「自社は本当に大丈夫なのか?」と疑問を持つべきであり、現場からの報告のみで判断するのではなく、外部専門家による客観的意見を求めるべきでしょう。

おそらく、大手新聞が実名入りで報じれば慌てて各企業も動き出すのでしょうが、大手企業の不都合な真実はなかなか表に出てきません。新聞も広告主(クライアント)とは微妙な関係があるのでしょう。

「世間で騒がれていない=大きな問題ではない」 との認識が根底にあるのでしょうか、危機意識も持たずに対策が後手になっているように思います。

ただ、現実に起きている問題として考えなければいけないのは、環境法令違反により摘発を受けると、日本では誰も知らない事実かもしれませんが、工場の生産に与える影響は甚大です。

突然の生産停止による取引先への対応などで、経営に大きな影響を及ぼします。

上海市宝山区環境保護局 ⇒ http://bshbj.baoshan.sh.cn/baoshanWeb/home/Bulletin/BulletinShow.aspx?bulletinId=1862

5月11日に公表された、東証一部上場企業の現地法人が犯した環境法令違反の内容です。

上海市闵行区環境保護局 ⇒ http://www.mhepb.gov.cn/sites/cshbj/ViewCon_pg.ashx?ctgId=16f3be89-2718-4a35-aa67-820fb90f287b&infId=df0b331c-fed6-4ab2-8146-7bd5486e6c56&leftBarId=7b42f3c7-1675-41d3-855d-19a7c70011ca

これも5月16日に公表された、東証一部上場企業の現地法人が犯した環境法令違反の内容が書かれています。

コンプライアンス重視のはずの大手企業が続々と摘発を受けていますが、急速に厳しくなってきている環境法規、基準に追いついていない実情を表しているのでしょう。

「いつまでに対策すればよいのか?」と、よく相談を受けますが、まずしなければいけないのは現状把握です。

大気、排水、騒音、固定廃棄物など、現状がどのような状況なのかを専門家による測定や監査で客観的に知るべきでしょう。

正しい現状を把握する事で、初めて正しい対策も講じれます。

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