【中国】中国メディアで日系大手印刷企業の環境違反事例が紹介されています

印刷業では世界4強に入っている日系大手印刷企業の環境法令違反事例が中国メディアで報道されています。

この件は、4月6日のブログにて紹介しています。 → 4月6日ブログ

また、一般社団法人社会貢献推進国際機構の児玉克哉理事長もヤフーニュースにて同様の記事を配信されていますので、そちらもご参照ください。 → https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20170415-00069959/

情報元 → http://mt.sohu.com/business/d20170518/141598850_198937.shtml

非常に衝撃的な違反事例として複数のメディアにて紹介されています。

異議申し立てを行ったようですが、3月6日に却下されています。

罰金総額が235万元ですが、それ以上に突然の生産停止によるサプライチェーンへの影響の方が膨大でしょう。

この企業は2015年には担当行政より改善指導を受けていたにも関わらず、どうしてここまで大きな問題になってしまったのかを考査すると、他の日系企業も同様の結末となる可能性を大いに秘めています。

この会社の本社ホームページで「環境マネジメント」の項目を見てみると、非常に重要な点が欠落しています。

PDCAサイクルによる継続的改善となっておりますが、「Check 監視及び測定」の監視では以下のように書かれています。

●監視(システム監査、社内環境監査、内部環境監査)

何が問題だかお分かりですか?

この会社では、外部専門家による監査が欠如していました。

海外事業所などで起こる様々なトラブルは、現地責任者などが自身の立場を守る意味もあり、真実が本社側へは届かない事が多々あります。

海外事業所で起きる「不都合な真実」は、社内監査体制だけでは本社経営層には届かない事の方が多いのでしょう。

何が起きているのかを把握できていない経営層が正しく事業計画を組み立てる事ができるのでしょうか?

当社は日系大手企業の本社よりご連絡を頂く事が最近多くなってきましたが、そこでも日系企業の構造的に抱える問題を感じる事が多くあります。

現地では待ったなしで環境規制が強化されてきており、すぐにでもアクションを起こさなければ対応が後手になってしまうのですが、とにかくアクションが遅いと感じます。

現時点で環境法令違反を抱えながら操業している状態であれば今すぐにでも対応していかなければならないのですが、「危機感が欠如」しています。まるで他人事のようです。

情報元 → http://diamond.jp/articles/-/125826

4月21日に配信されたニュースにて、中国環境保護省の調査結果として中国企業のうち3分の2以上が環境規則に違反していたと公表されています。※中国企業とかかれていますが、これはロイター記者の視点で書かれていますので、中国で事業を行っている企業と見るべきでしょう。

これが現実に今中国で起きている状態なのですが、上述したように多くの日系企業では危機感の欠如や現地事業所が正しく本社への報告を行っていない事などもあり、真剣に対策を講じようと動き出していません。

本当に、本当に、危機的な状況だと感じています。

中国では「第13次5カ年計画における環境保護に関する標準(基準)の開発計画」を4月10日に発表していますが、それによると2016年~2020年の期間に約800件の国家標準(GB)及び環境保護業界標準(HJ)が更新、または新設される予定となっています。

情報元 → 《国家环境保护标准“十三五”发展规划》 

関連報道 → http://gs.people.com.cn/cpc/n2/2017/0417/c345040-30041357.html

今まさに、毎週のように環境関係の標準(基準)が更新されたり、新たな標準が発布されています。

自社のスタッフだけで、これらの法令法規に対応するのは現実的に不可能かと思います。

中国事業所は第三方の専門家によるサポート無くして正しい対策はできないステージにきております。

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