【上海】清潔生産に関連する新たな補助制度について

昨日ご紹介しました、《上海市鼓励企业实施清洁生产专项扶持办法》を精査しましたが、結論として補助制度が活用できる企業は「2016年~2020年上海市清潔生産審査重点企業リスト」に掲載された企業のみが対象となっており、非常に限定的な補助制度でした。

重点企業リストは自主性と強制性の二種類公表されてますが、両方を合わせても対象となる企業は180社となっています。

リストは以下にて確認可能です。

1.上海市2016年度清洁生产审核重点企业名单(自愿性)

2.上海市2016年度清洁生产审核重点企业名单(强制性)

2016年12月22日に上記リストは公布されました。

http://www.sheitc.gov.cn/jnzhly/672449.htm

今後は、新たなリストが追加で公布される流れになるのでしょう。

【上海】清潔生産に関連する新たな補助制度が始まります

2017年4月28日に上海市经济和信息化委员会、上海市发展和改革委员会、上海市环境保护局、上海市财政局の連盟にて《上海市鼓励企业实施清洁生产专项扶持办法》が発布されました。

情報元 → http://www.sheitc.gov.cn/qtlb/673769.htm

日本語に訳すと、《上海市企業清潔生産実施に向けた特別補助弁法(方法)》となります。

今回の補助制度では、いま各企業が対策を急いでおりますVOC対策などに対しても補助が適用されます。また、水のリサイクルなども補助対象となっています。  規制 違反 測定

いずれにしても、補助適用には専門的な技術評価などが必須となりますので、第三方の専門機構と連携して進めなければ補助適用は難しいでしょう。

運用は6月1日からです。

2~3日中には日本語全文翻訳を公開したいと思います。

【上海】上海市工业节能和合同能源管理项目专项扶持办法※日本語翻訳

昨日お伝えしました、《上海市工业节能和合同能源管理项目专项扶持办法》の日本語翻訳を公開致します。

原文参照先:http://www.sheitc.gov.cn/sjxwxgwj/673782.htm

以下、《上海市工業省エネ合同能源管理項目特別補助規則》日本語翻訳

2017年6月1日より施行されます。  環境 対策 調査 コンサル 委託 PPP 違反

「合同能源管理」と言う言葉は日本の方には馴染みのない言葉かと思いますが、日本ではESCO(エスコ)と呼ばれる省エネサービス手法の一つです。契約型エネルギー管理とも呼ばれています。

※一般的には中国では合同能源管理またはEMC(Energy Performance Contracting)と呼ばれています。

詳しくは当社HPで説明しておりますので、ご参照ください⇒http://www.steco.asia/emc_01.html

合同能源管理では、省エネ効果分配型(一般的に省エネサービス事業者が初期投資を行い、省エネ効果分より顧客とメリットを分配する方式)、省エネ効果保証型(省エネサービス事業者が顧客に省エネ効果をコミットする)などが主流となっています。

工場運営などされておられる企業、また省エネ商材を上海市内の企業へ販売されておられる企業様はいずれも関係の深い補助金制度です。

省エネ対策の総投資額に対して20%~30%程度の補助獲得が可能となる政策ですので、皆さんうまく活用されるべきでしょう。

【上海】新しい省エネ補助金制度が発表されました

2017年6月1日より始まる上海市の省エネ補助金制度について、2017年4月28日に上海市经济和信息化委员会、上海市发展和改革委员会、上海市财政局が連名で《上海市工业节能和合同能源管理项目 专项扶持办法》を発布しました。

上海市経済和信息化委員会HP情報元:http://www.sheitc.gov.cn/sjxwxgwj/673782.htm

工場などの事業所にて補助金対象となる省エネは、以下の内容となります。

  •  省エネ技術改造プロジェクト

国家産業政策に合致し、現在持っている技術、設備に対して改造を行う;年に標準炭換算で300トン以上の削減に達する省エネ技術改造プロジェクト。

  •  合同能源管理(ESCO)プロジェクト

本市の省エネサービス機構が工業(産業)、建築、交通及びインフラなどの分野で省エネ効果と利益分配或は省エネ量保証のモデルで実施した合同能源管理項目は、一つのプロジェクトにて年間に標準炭換算で50トン以上を削減するプロジェクト。新設の工事プロジェクトが合同能源管理モデルを採用することを支持する。

  •  エネルギー効率の高い電気機械製品の応用

国家「トップランナー」目録に入っている、もしくは2級以上のエネルギー効率がある高効率モーターを購入して利用する本市企業。この中でモーター駆動の風力機械、ポンプ、エアーコンプレッサーは少なくとも2級のエネルギー効率レベルに達している。省エネサービス機構より購入した場合は必ず本市でインストールしなければならなず、さらに単一の企業が購入したモーターの総出力は300KW以上。

今回の補助金制度を読み解きますと、事業所が自ら省エネを行い補助金を獲得するのは現実的には困難な内容となっています。

市政府としては省エネサービス産業の育成(発展)を主な目的として補助金制度を改定したようです。

事業所が自ら省エネした場合は、標準炭換算で300t/年の削減以上が補助対象となっていますが、省エネサービス機構に委託して、ESCO方式や省エネ効果保証などの方法で省エネした場合は50t/年以上の削減で補助対象となっています。

現実的に年間に標準炭換算で300tの削減は相当に大きなプロジェクトでなくては達成は困難です。

当社が実際に行った省エネにて一例を上げますと、蛍光灯(40W)より蛍光灯型LED(16W)に改造したお客様の場合、1772本を入替えて年間に標準炭換算で107tの削減となりました。また、一定速の37kWの旧型エアーコンプレッサーを37kWの新型インバーターエアーコンプレッサーに入替えて調整を行った場合では、標準炭換算で28tの削減となっています。

300t/年削減となると、随分と大変な事がわかると思います。

しかし、省エネサービス機構に委託して省エネ改造などを行えば、50t/年以上の削減達成で補助対象となりますので、市政府は「省エネサービス機構」に委託して省エネしなさいと言っているようなものです。※省エネサービス機構に委託する場合は、効果保証が必須となります。

では、上海市に於ける「省エネサービス機構」とは? となりますが、上海市政府合同能源指導委員会より批准を受けた上海市の省エネサービス機構が公表されています。

情報元:http://www.emcsh.org/DocDetails.aspx?id=581

省エネサービス機構企業リストの27番目に当社が記載されております。

当社は日系では唯一、批准を受けた省エネサービス会社となっております。

2月14日のブログでも紹介しましたが、2017年2月4日に国家発展和改革委員会より発布された《战略性新兴产业重点产品和服务指导目录》では省エネに関しての重要項目が発表されています。この指導に基づいて上海市の補助金制度が改訂されたと推測できます。

2月14日ブログ

【省エネ分野の重要項目】

7 省エネ環境保護

7.1高効率省エネ産業

7.1.1高効率省エネボイラ・窯炉

7.1.2電機設備

7.1.3余熱・余圧・余気利用

7.1.4高効率蓄能、省エネ監測及びエネルギー計量

7.1.5高効率省エネ電器

7.1.6高効率照明商品及びシステム

7.1.7グリーン建築材料

7.1.8鉱業及び電力業界における高効率省エネ技術及び設備

7.1.9情報省エネ技術及び書エネサービス

以上

今回決定された補助金制度では、今までより大きな補助額が設定されています。ただ、上述しましたように企業が単独で省エネを行っても補助認定は困難でしょう。

省エネサービス機構を上手く活用することで、省エネ投資額の削減と政府に対しては省エネを実施した事の証明も同時に行えますのでメリットは非常に大きいです。

明日、明後日には《上海市工业节能和合同能源管理项目 专项扶持办法》の日本語訳をブログで紹介したいと思います。        環境 違反 日系 測定 土壌 排水 騒音 問題 コンサル

【中国】環境問題Q&A

よくご相談があります環境問題の代表的なQ&Aを紹介します。

※VOCsの管理台帳保管に関しては、国が定める保管期間は3年以上ですが、上海市は5年以上となっています。

環境関連の法規に違反している事に気付かぬまま操業を続けておられる企業が多くあります。

最近1~2年で環境関連の法規、基準が新しくなっていますので、早急に専門家による現状のDD(デューデリジェンス)を行ってください。

工場立ち上げ時の環境関連手続き不備によるトラブルも多発しています。

また、大気、排水、固定廃棄物、騒音に関しては第三方測定機関による測定が必須となりますので、測定未実施の事業所は速やかに測定を行ってください。

【中国】環境保護税

1月10日のブログでも紹介しましたが、2018年1月1日より施行される環境保護税について、みずほ銀行より「みずほ中国 ビジネス・エクスプレス」の第444号にて詳しく環境保護税について記載されたレポートが配信されました。

情報元※PDF:https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/world/info/cndb/express/pdf/R419-0462-XF-0105.pdf

《中華人民共和国環境保護税法》の全文日本語訳も記載されておりますので、参考にされると良いでしょう。

ただ、読まれるとわかると思いますが、汚染物の計算方法などは法律と現場両方の知識がなければ難しいでしょう。

いち早く専門的な第三方(外部)環境サービス会社などに相談されるべきでしょう。

当社では日系企業様が安心して環境対策に取り組めるよう、日中両国語対応でサポートをしております。

現場と本社との感覚の相違を埋めるためにも、ご活用してください。

【上海】エアコンクリーニングのご紹介

当社の設立は2005年6月ですが、翌年の2006年からは家庭用エアコンのクリーニング業務を行っております。

当社は日系工場の設備保全などを主業務として中国事業を開始しましたが、取引先企業のご担当者様(日本人)よりご自宅のエアコンもクリーニングして欲しいとの要望があり、家庭用のエアコンクリーニングを始めました。

もともと私が日本では、古くより業務用から家庭用まで幅広く空調洗浄業務を行っておりましたので、すぐに始める事が可能でした。  空调 清洗

ただ、日本と同様の作業を行う為に必要な資機材が中国では揃わず、資機材のほとんどを日本より輸入して始めた記憶があります。

ほとんど宣伝をせず口コミだけで家庭のエアコンクリーニング業務を行ってきましたが、一度ご依頼を頂いたお客様はほとんど毎年リピートでご依頼を頂いています。

PM2.5の影響もあるのでしょうが、最近上海に赴任された方などが業者をお探しになられており、ネットで調べて当社へご連絡を頂く事が多くなってきました。

随分と以前になりますが、当社のサービスに感動して頂いた方がブログにて当社を宣伝して頂き、未だに「ブログを見たのですが」と言ってご依頼を頂く事が多くあります。

ブログURL:http://ameblo.jp/sh-kurashi/entry-10392666179.html

内容をご覧になるとわかりますが、当社がお金を払って宣伝してもらったような内容です。※もちろん、そのような事実はありませんが。

「上海暮らしの手帖」と言うブログで、上海在住14年の方に当社を取り上げて頂きました。※記載時は2009年ですので、上海在住6年の頃に書いて頂いたことになります。

上海暮らしの手帖:http://ameblo.jp/sh-kurashi/

長く上海で生活をされている方が書かれてますので、色々と参考になるブログです。

日本式のエアコン洗浄業者をお探しの方が最近は多くなってきましたので、当社も微信(WECHAT)なども使ってエアコンクリーニングの紹介を始めました。

QRコードをスキャンして頂くと、エアコンクリーングの予約画面になります。

ここ(微信)からエアコンクリーニングをご依頼いただくと、割引サービスもしております。

一年クリーニングをしないと、内部はこのようにカビが繁殖しています。特に、今からの時期(梅雨)にはカビが一番多く発生する季節となります。

エアコンクリーニング業者をお探しの方は、ぜひ当社へご連絡ください。※もちろん、日本語対応です。

電話:021-5489-2707 ※上海地区限定での対応となります。

中国語の説明となりますが、以下の画像をクリックして頂くと当社の作業風景が動画でご覧になれます。※動画説明サイトに移動します。(最初に15秒~60秒のCMが流れますが、そのままご覧ください。) Wifi環境にてご覧ください。

【中国】2017年第一四半期の環境問題通報状況

情報元:http://news.sina.com.cn/o/2017-05-04/doc-ifyeycte8592118.shtml

2017年1月から3月までの第一四半期で、環境保護部門へ8万8,131件の通報がありました。  土壌 排水 騒音 測定 調査 コンサル 

電話による通報が6万3,080件、SNS(微信)による通報が1万5,193件、PC(ネット)による通報が9,858件となっており、通報のうち受理された件数は8万1,090件でした。

通報された案件の約92%が受理された計算となります。

以前よりブログでも警笛を鳴らし続けていますが、中国では徹底して環境に関する取り締まりを強化しています。

上海市でも3月には503件の企業が摘発されており、その内の11社日系企業でした。

大手の日系企業が毎月のように摘発されてますが、つい最近も日系大手企業が上海市環境保護局のホームページ上にて違反事例として詳細を紹介されています。

情報元:http://www.sepb.gov.cn/fa/cms/shhj/shhj2060/index.shtml

黒塗りしたところが日系大手企業の違反内容を紹介する箇所です。クリックすると、法定代表人の氏名や罰則内容など詳細に記載されています。

危機を煽るようなブログにはしたくはないのですが、あまりにも無防備な状況が多くの企業で続いていますので、真剣に環境対策について考えて欲しいと思います。

「上海市汚染物排出許可管理実施細則」の申請手続きについて

本日、2017年4月30日より施行されます沪环规[2017]6号「上海市汚染物排出許可管理実施細則」の申請手続きフローは以下のようになります。

osenbutu

注1:申請書類  市环保局关于印发上海市排污许可证管理实施细则的通知

① 汚染物排出許可証申込表

② 汚染物排出企業の法定代表人或は責任担当者が署名捺印した承諾書

③ 汚染物排出口及びモニタリング箇所などの説明

④ 建設プロジェクト環境影響評価書類及び政府機関意見書、或は地方政府が法律に基づき整頓し作成した、要求を満たした関連証明資料

⑤ 汚染治理設備の‘三同時’の証明資料

⑥ 汚染処理設備の運行及びメンテナンスのマニュアル

⑦ 現時点の汚染物排出量、及び計算方法と計算根拠の説明

⑧ 新設プロジェクトがある汚染物排出企業でプロジェクトに変更が発生する場合には(ただ、重大な変更には属さない)、資格を持つ環境評価機構がまとめた状況変更説明の環境影響分析報告書

⑨ 汚水集中処理施設の場合には、汚水収容の範囲と企業リスト、排水配管や最終排出方向の説明書類

⑩ 事前情報公開の状況説明

⑪ 規範要求を満たす自行モニタリング、台帳記録、情報公開方案

⑫ 法律に規定された、その他の資料

以上

多くの日系企業が申請に必要な要件を満たしていない現実があります。環境部門の査察が入ってからの対策では手遅れとなり、違反事実が環境部門のホームページで公開されます。

申請手続きでは専門的な知識が不可欠となり、大気、排水、騒音などは許可を有する第三方の測定機関が測定したデータなども用意しなければならず、更に基準に適合していない汚染物の排出がある場合や適した環境対策設備が設置されていない場合などは速やかに改善処置を施さなければなりません。

法令により定められている様々な基準の把握が必要とされ、自社内のみでの対応は困難となるでしょう。 土壌 調査 

2017年4月30日より施行される沪环规[2017]6号《上海市汚染物排出許可管理実施細則》の第33条でも上海市の方針として、「汚染物排出企業が汚染物排出許可証を執行管理するためにコンサル、監測、監理、環境施設建設の運営、治理等、一体化の環境サービスソリューションを提供する専業の第三方環境サービス企業に委託することを推奨する」と書かれています。

リンク188

JETRO上海:2016 年度 調査レポート: 中国の環境規制動向につ いて

昨日、「2016年度:中国の環境規制動向について」がJETRO上海より配信されました。

jetroreport

以下よりダウンロード可能です。※PDF版

https://www5.jetro.go.jp/newsletter/shanghai/2017/kannkyou/0331report.pdf

非常によくまとまった資料かと思います。  環境 規制 違反 動向

中国で事業を行ってみえます日系企業は参考にされると良いでしょう。

リンク188