海外で働く(生活)と言う事は、常に日本人として見られている意識を持つ必要があります。
この1週間の間に2件も日本人による盗撮事件がありました。
6月18日に上海の地下鉄駅にて起きた盗撮事件です。ニュース報道では東アジア出身の男と書かれていますが、中国のニュースでは横顔がはっきり写っており、写真を見る限り日本人で間違いないでしょう。
東アジア出身の男、エスカレーターで女性のスカートを盗み撮り=ネットでは「日本人か韓国人」の声も
ニュースソース(日本) → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140619-00000026-rcdc-cn
ニュースソース(中国) → http://news.cnnb.com.cn/system/2014/06/19/008091234_02.shtml
また、6月19日には珠海にて手の込んだ盗撮事件がありました。
日本人の男を拘束、サンダルに隠しカメラで女性のスカートを盗撮
ニュースソース(日本) → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140622-00000016-xinhua-cn
ニュースソース(中国) → http://www.dqdaily.com/shishi/2014-06/22/content_2111925.htm
上はどのような細工がされていたかを説明した図です。
南屏科技园(南屏科学技術パーク)の某会社に勤務する日本人との事ですが、通常では科技园などにはIT系の会社が多く入っています。
専門的な技術は世の中の為に使って欲しいですね。
AV(アダルトビデオ)などの影響もあり、中国では日本人男性はスケベだと思われている傾向があります。
日本人は変態ともよくネットなどでも書きこまれていますが、現実に今回のような事件があると、「やっぱり日本人は変態」と言うイメージが定着してしまいます。
今回捕まった二人は共に中国に来たばかりの人ですが、海外で生活する場合に最低限気を付ける点などを会社は何も指導していなかったのでしょう。
一人の日本人が起こした問題でも、そこに居住する多くの日本人は大きく影響を受けます。
海外では日本人代表としての振る舞いが求められます。
さて話は変わりますが、上海日本商工クラブより本日「中国日本商会経由で通関手続きに関する日本大使館の注意喚起のお知らせ」が送られてきました。
情報ソース → http://www.jpcic-sh.org/news/article/newsid/2240
税関手続きに関して、日系企業の職員が税関から刑事拘留される、起訴される、刑事罰を受ける等といったケースについて、最近、中国国内の大使館及び領事館で相談を受けております。
また、輸出入手続きを通関業者、分公司、現地スタッフ等に任せている企業も多いと思いますが、事態の収拾が難しい状況になって初めて邦人幹部に報告があがるというケースも聞いております。
と書かれています。
日頃よりブログで書いていますが、当社の行っている省エネ環境改善の業務でも同様な問題点があります。
現地スタッフに設備の維持管理や環境対策を任せっぱなしにしており、正しい管理が行われていない事すら把握していません。
問題が起きて初めて邦人幹部が事の重大さを知るケースが多くあります。