江蘇省塩城市化学工場爆発事故の纏め

江蘇省塩城市化学工場爆発事故について纏めてみた。

2019年3月21日午後2時48分ごろ、江蘇省塩城市響水県の陳家港化学工業パーク内にある江蘇天嘉宜化工有限公司で爆発事故が発生した。3月24日16時の時点で、事故による死者は64人、危篤者は19人、重傷者は98人に達したと発表した。周辺の企業16社も被害を受けた。

  爆発前                爆発後

一.地方の緊急対応対策:

現在イタリアを訪問中の習近平総書記は直ちに重要指示を出し、江蘇省と関連当局に対して、「災害救助活動を全力で展開し、捜索・救助活動のほか、負傷者の治療を直ちに行うなど、善後処理をしっかりと行い、社会の安定を守る。また、モニタリング・警報を強化し、環境汚染の発生を防ぎ、二次災害を全力で防がなければならない。そして、事故の原因をできるだけ早く解明し、信頼性ある情報を直ちに発表する」と求めた。

  • リアルタイムで廃水・排気濃度を測って、公衆へ周知する

江蘇省生態環境部門はリ環境モニタリング作業を実施し、リアルタイムで工業園区周辺の大気汚染物濃度、周辺の水体、飲用水源を測定・公開する。

(2)緊急監査を実施する

3月22日、江蘇省は「江蘇省化工企業に対する環境安全潜在リスクの全面監査についての緊急通知」を配布した。

図3:江蘇省生態環境庁より配布した緊急通知

江蘇省にある化工企業を主な対象として下記の項目を重点的に監査する

①企業の環境FS及び「三同時」の確認

②環境FSに記載される内容に基づいて、廃水・排気の汚染防止設備の稼動状況の確認。

③雨水・汚水の分流状況

④危険廃棄物倉庫の管理状況

⑤オンラインモニタリング設備の稼動・ネット接続状況

⑥環境リスク評価及び突発事件応急方案の編成・実施状況

⑦応急設備及び部品の準備

さらに、隣の山東省応急管理庁も、「山東省2019年粉塵爆発専攻監査方案」を緊急に配布した。

  • 爆発企業の情報

「江蘇省响水生態化工園区発展計画」により、園区面積は10.05m2であり、55社の工業企業が建設済。 その中には、医薬企業14社、農業企業7社、染料企業13社が存在。

江蘇天嘉宜化工有限公司は2007年に設立された。

近年、何度も「環境問題」、「安全問題」での行政処罰を受けていた。

図4:行政処罰の一部、出典:企査査

さらに、2016年3月には、当社が124.18トンの危険廃棄物を不法処理したので、100万元の罰金の行政処罰を受けている。

当時の法定代表人である張勤岳とサプライヤー課長の呉国忠は環境違反で逮捕され、懲役1年半、執行猶予2年の判決が下された。

株主である江蘇倪家巷集団有限公司傘下のほかの企業も、同じように環境違反を繰り返している。

図5:傘下企業の行政処罰の一部、出典:企査査

  • 今後の影響
  • 安全・環境・消防の潜在リスクの洗い出しを強化し、安全生産責任制を確実に実施するために、高リスク・高汚染企業に対する監査はより一層厳格となる。
  • 事故の発生を予防するために、企業の突発事件に対する応急方案の実施を履行しなければならない。
  • 危険廃棄物・危険化学品などを取扱う業界の生産企業の日常管理の徹底
  • 環境・安全・消防方面の法執行はより一層厳格となる。

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エガちゃん について

中国に住み着いて14年。 毎日が現場での戦いの連続。絶対に諦めない姿勢で「省エネ・環境ビジネス」確立に挑戦中! これまで日本のどんな企業もやったことの無い大型プロジェクトを追いかける日々です!
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