タクシーに搭載し、走行中に上海市のPM2.5を測定

弊社と15年お付き合いのある上海同済大学の譚教授の取り組みがマスコミに取り上げられましたのでご紹介いたします。
譚教授とは、長らくいろんな協同研究をさせて頂いており、この移動式PM2.5モニター事業についても1年ほど前に説明を受けたことがあり、日本の技術も使って頂いている。今後の発展に期待が持てます。

※譚洪衛 教授の略歴

■研究分野:
建築環境及び設備システム/建築省エネ技術/再生可能なエネルギー利用/都市と建築環境CFDシミュレーション技術/グリーン建築及びエネルギー利用監視/都市計画

■略歴
1959年: 中国広西省 生まれ
1982年: 湖南大学土木学部冷暖房空調設備(HVAC)専門。        学士卒業
1982-1987年: 中国機械工業部 第九設計研究院
1987-1989年: 日本熊谷組株式会社 建築本部
1995年: 日本東京大学建築研究科、工学博士学位取得
1995-1999年: ABB日本Flakt公司技術開発部研究主査
2000-2004年: 同済大学ビルディング設備工程及び管理学科準教授
2005-现在: 同済大学機械及びエネルギー学院空調研究所
              教授・博士導師
2007-现在: 同済大学緑色建築及新エネルギー研究センター 執行主任
2015年~ 同済国際緑色産業創新中心 センター長

以下、TV放送からの抜粋:

上海市 同済大学譚洪衛教授チームが進めているタクシーモバイルプラットフォームの粒子状物質モニタリングプロジェクトが試行された。
第1陣はタクシー30台が1秒毎に観測データを取得し、一日で市街地の車道98%以上をカバーした。PM2.5とPM10を同時に観測し、位置とモニタリングデータをリアルタイムで伝送することで、タクシーを大気観測の新たなプラットフォームとした。これには高精度車載粒子状物質モニタリングシステムを利用し、設備はレーザー検査・測定の原理に基づき、タクシールーフに取り付けられ、高温・高速・振動・強風・雨雪などの過酷な環境にも影響されないと言う。

http://www.kankanews.com/a/2019-01-22/0018731544.shtml

譚洪衛教授は、「タクシーモバイルプラットフォームの粒子状物質モニタリングにおいては、毎日大量の都市地面空気環境データの収集が可能となり、都市に於ける大気汚染防止の詳細管理に対して技術支援が提供出来る。たとえば、建築現場の近くや工場エリア,飲食店町等々においては、リアルタイムにPM2.5を測定し、これによって環境保護部門は迅速にこの対象となる建築物に対して空気環境質量の監督管理を強化させる事が出来、また測定値に応じた対策を実施することが可能となる。これは固定モニター端末では実現できない良いアイデア。」だと言っている。

すでに、「タクシーモバイルプラットフォーム粒子状物質モニタリングの自主研究開発は成功し、済南、上海の一部分のタクシーにおいて運営を開始している。

赤い点は固定測定所、青い線は移動中のタクシー移動式モニター

タクシーモバイルプラットフォーム粒子状物質モニタリングシステムのデータに基づいて、上海に於ける、PM2.5濃度の特徴が明らかになった。人口密度及び工場立地などの関係により、「都市中心から郊外にかけては次第に減少する」と言う傾向にはなっておらず、おおよそ「都市と郊外は同じで、東は西より良い」と言う結果になった。
また、平日混んでいる道路のPM2.5の濃度は周辺地域と比べてさほど高くなかった。これらの特徴は、今まで行ってきた固定点でのモニタリングステーションでは導き出せなかった事と言える。

譚洪衛教授は「室外定点モニタリングから始まり、移動モニタリング(都市公共交通、シェア自転車)、そしてドローンを使った空中巡回モニタリングまで、地面から空中まで立体的な環境モニタリングネットワークを作って、居住環境の改善のために力を尽くす。」と語った。

中国は空気汚染が厳しいことを自覚しているため、日本以上に空気環境に対しては大変敏感だ。よって、このようにどの様に空気が汚染されているのかを詳細に把握すること、これらのデータがビッグデータとなって今後の対策に活用されるのだろう。

なかなか、興味深い取り組みだと思う。

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エガちゃん について

中国に住み着いて14年。 毎日が現場での戦いの連続。絶対に諦めない姿勢で「省エネ・環境ビジネス」確立に挑戦中! これまで日本のどんな企業もやったことの無い大型プロジェクトを追いかける日々です!
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