JETROビジネス短信で二巡目の中央環境監査団の記事が発表されました。紹介します。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/07/6feb3dba1459e04b.html

「2巡目の中央環境保護査察を開始、6省市と中央国有企業2社から」と題して、詳細が紹介されています。

ポイントが紹介されていましたので、これを引き合いに出して少し追加説明させていただきます。

1.制度面の業務プロセスがより明確化された。中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁は査察が始まる前の6月17日、共産党内部の法規として初めて中央環境保護査察の具体的な業務内容などを規定した「中央生態環境保護査察工作規定」を公布した(6月6日より施行)。これによって、査察制度の枠組み、プロセス、査察権限のほか、違反発見時の措置などが明文化された。

中国の政策の進め方は、基本的に「走りながら修正していく」であるので、今回の措置は当然の流れと見てよい。
ただ、「一切刀」式の無関係の工場までの一斉に操業停止などヤリ過ぎの部分、また一律の処罰の問題を解決するため柔軟な処罰方法(簡略処罰や、処罰免除、軽微処罰、重処罰)の策定などより細かく取締の方法について制定している。
大変良い方向と思われる。

2.査察対象の範囲が広がった。地方の省区市だけでなく、国務院の関係部門および中央政府が管轄する中央国有企業も新たに査察対象に加わり、査察を行う人員に対する規律も強化した。

今回新たに、大型の国有企業も査察対象に入ったことは政府の積極的な対応と見て良いと思う。これまでのは、なんとなく「国有企業は別なのでは?」という噂もあったが、それに対してはっきりとそうではないことを示している。
更に、今回はそれぞれの査察団の責任者名を明記しており、腐敗問題と絡め、確実に処罰を実行するようにという強い政府の意志が感じられる。

3.査察の全体コンセプトは前回に引き続き、問題解決を志向する(中国語で「問題導向」)を堅持することだが、新しい技術や手段を利用して査察の効率を高め、査察の効果をより重視し、環境汚染および生態破壊を発生源から予防する。

これは、役人たちの技術的、知識的、経験的、実践的な能力を高めるようにということ。これまでは、処罰はしたがなかなかその後の処理、対応策などの指導ができていないことが多く、それが単なる処罰で終わってしまっていた原因。今後は、しっかりと対応を取らせる!というところに視点が移ったという証左。

今後の中国の環境改善に期待したい。

省エネ 環境 排気 排水 節電 節水 管理 保守メンテ 汚染 違反 規制 対策 罰金 中国 上海 江蘇省 浙江省 蘇州 無錫 寧波 杭州

ここ↓をクリックお願いします。

にほんブログ村 環境ブログ 環境ビジネスへにほんブログ村 環境ブログへ

にほんブログ村

環境問題・保護 ブログランキングへ

エガちゃん について

中国に住み着いて14年。 毎日が現場での戦いの連続。絶対に諦めない姿勢で「省エネ・環境ビジネス」確立に挑戦中! これまで日本のどんな企業もやったことの無い大型プロジェクトを追いかける日々です!
カテゴリー: 中国、韓国、アルゼンチン、そして世界 パーマリンク

コメントを残す